ロック界の化石




THE MARS VOLTA ― AMPUTECHTURE  2006/09/01(金)
PAJO ― 1968  2006/08/15(火)
tunng - comments of the innner chorus  2006/08/02(水)
ESPERS - II  2006/05/22(月)
THE MARS VOLTA ― SCABDATES  2006/02/01(水)
ENCRE ― COMMON CHORD  2006/02/01(水)
HER SPACE HOLIDAY― THE PAST PRESENTS THE FUTURE  2005/09/14
her space holiday ― let's get quiet vol.1  2005/07/06
PAJO ― PAJO  2005/07/06
Portishead ― roseland new york  2005/07/01
tunng ― mother's daughter other songs  2005/06/22
JETHRO TULL ― LIVING WITH THE PAST  2005/05/12
Beck ― Guero  2005/04/29
eels ― blinking lights and other revelations  2005/04/29
mice parade ― Bem-vinda Vontade  2005/04/05
Fania ― naturel  2005/03/27
OWEN ― I do perceive  2005/02/24
from quagmire ― habitats in the wound  2005/02/24
UNDER BYEN ― IT'S ME KEEPING TREES TOGETHER  2005/02/22
Mice Parade ― Obrigado Saudade  2005/02/19
MY JAZZY CHILD ― I INSIST  2005/02/18
THE MARS VOLTA ― FRANCES THE MUTE  2005/02/17
Capitol K ― Island Row  2002/10/04
PRIMAL SCREAM ― EVIL HEAT  2002/08/01
AEREOGRAMME ― A STORY IN WHITE  2001/10/12


THE MARS VOLTA ― AMPUTECHTURE
FRANCES THE MUTE以来のスタジオ録音による新作。
前作の延長線上にある作品だ。
プログレ色はなくなって来たが、相変わらずの張り詰めたテンションは健在。

この作品を最後にドラマーのジョン・セオドアが脱退。
方向性にも多少の変化があるかも知れない。

最後の終わり方も唐突。勿論、意図的なものだろう。

またライブが観たいものだ。
Date: 2006/09/01(金)


PAJO ― 1968
前作があまりにも素晴らしかったので、かなり期待したが、まあまあかな。

しかしCDというのは罪なものである。
74分ギリギリまで楽曲を詰め込んであるバンドも多い中、この作品は45分程度。

これだと寂しくなってしまう。もうオワリ?って感じ。

アシッドフォークに分類する人もいるが、これは違うでしょ。
Date: 2006/08/15(火)


tunng - comments of the innner chorus
UKのフォークトロニカ、タンのセカンド・アルバム!!
間違いなくいいだろうなあと思っていたらやはり素晴らしい出来である。

デビューアルバムの延長線上にあるが、3本のアコースティックギターにノイズが絡んだ独特のサウンドが心地良い。都会的センスの良さも特筆モノ。

サイモン・アンド・ガーファンクルを思い出させるコーラスも美しい。今作からは女性ヴォーカルのアシュレイ・ベイツもコーラスに加わり、より厚みを増した。

ベルセバやキングス・オブ・コンヴィニエンスあたりが好きな人には超お勧め。
Date: 2006/08/02(水)


ESPERS - II
音を聴いててっきり英国のバンドと思いきや、フィラデルフィア出身。

04年の1枚目も良かったがこの2枚目は格段にスケールアップ!
幻想的なその音色は美しいの一言でオリジナリティーに溢れている。早くも今年のベストアルバムで決定!

現在は6人編成で重なり合った音が微妙なニュアンスを生む。

メインは女性ヴォーカルと思われるが、時折混声のハーモニーを聞かせてくれる。This Mortal Coilが好きな人なら狂喜乱舞するだろう。

来日公演が待ち遠しいバンドだ。
Date: 2006/05/22(月)


THE MARS VOLTA ― SCABDATES
2004年5月〜2005年5月に録音されたライヴ。
このバンドの本当の凄さはライヴで発揮される。
FRANCES THE MUTEからの選曲はないのが残念だが、それでも充分楽しめる。
Date: 2006/02/01(水)


ENCRE ― COMMON CHORD
フランスのロックバンド。
以前紹介したMY JAZZY CHILDのDAMIEN MINGUSもBASSで参加している。
リーダーはヴォーカルとギターを担当しているYANN ENCREだ。歌詞はフランス語である。

出だしはMOGWAIのようなカッコ良さ。全体を覆うダークな雰囲気も決まっている。
Date: 2006/02/01(水)


HER SPACE HOLIDAY― THE PAST PRESENTS THE FUTURE
今作では、最高のドリーミー・ポップ×エレクロトニカ・ヒップホップを聴かせてくれている。

今一番進んだ音かも。
力みがない自然体で創られているのだが、いつも新鮮な輝きを放っている。
Date: 2005/09/14


her space holiday ― let's get quiet vol.1
サンフランシスコをベースに、Indian Summer、Calm、Mohinderなどのハードコア・バンドで活動していたMarc Bianchiが、1996年からスタートさせたソロ・ユニット。

この数年の充実ぶりは、radioheadやBjorkにも比べられるほどまで成長。

←このシングルは4曲入りの小品だが、相変わらず素晴らしい。
Date: 2005/07/06


PAJO ― PAJO
先日買ったtunngに続いての大当たり!!
これほどいいアルバムに連続で巡り合うのは奇跡的。
共に、今年のベスト1を争うほどの出来だ。
分類ではアシッド・フォークなどと言われているが、現代感覚溢れる極上のフォークソング集だ。

このアルバムはDAVID CHRISTIAN PAJOのソロプロジェクト。
パホはスリントの創設メンバーだったが、その後トータスやズワンに参加。

ソロ制作のシングルをここ数年たて続けに発表していたが、ここに見事アルバムとして結実した。

アコースティック・ギターの巧みさに加え、心温まるヴォーカルも素晴らしい!!大傑作だ。
Date: 2005/07/06


Portishead ― roseland new york
国内盤で廉価版DVDが出たので記念に書き込み。

これは、ポーティスヘッドがニューヨークでオーケストラと共演した時録画された記念碑的名作で、オリジナルは限定版ビデオと音楽CDで1998年にリリースされた。

それ以後、彼らは沈黙を守り、ベス・ギボンズが2002年にソロアルバムを出しただけだったが、新作の録音もようやく終了し、年内にはリリース予定。どんなものになるのか非常に楽しみである。
Date: 2005/07/01


tunng ― mother's daughter other songs
UKの男性2人組デビューアルバム。アコースティックな音にエレクトリカが少しだけ絡むネオフォークミュージック。内省的で静かな音だがセンスは抜群だ。これまでテレビドラマのBGMなどを作っていたらしい。ヴォーカルのハーモニーも美しく、掘り出し物の1枚。こういうのにたまに出会えるからCD屋巡りはやめられない。
Date: 2005/06/22


JETHRO TULL ― LIVING WITH THE PAST
ジェスロ・タルを振り返るには絶好の好盤。

このアルバムは、2001年のロンドンのコンサートを中心に録音されたものだが、名曲もほぼ網羅されていて入門編にもベストな1枚。
こうして74分を越える様々な楽曲を通して聴いてみると、スコッティシュ・フォーク風の曲もあり、またブリティッシュ・ロックの王道を行くハードな曲もあり、クラシックからの影響の大きい曲もある。そのバラエティーに富んだ曲作りも、このバンドの大きな魅力となっている。

12年ぶりの来日公演でも健在ぶりをアピール、まだまだ死ぬにはちょいと若すぎるバンドだ。あと5年はやれるかな?そのうち出るであろう新作にも期待しよう。
Date: 2005/05/12


Beck ― Guero
フォーク/カントリーといったアメリカン・ルーツ・ミュージックを現代風のアレンジで聴かせてくれた傑作『Sea Change』以来約2年ぶりとなる新作『Guero』。
『O De Ley』を担当したダスト・ブラザーズがプロデュースしたとあって、雰囲気は『O De Ley』そのまんま。
このあたりのオトが好きだった僕には嬉しい限りだ。女性ファンが多くいる美形だが、見かけによらずBECKには地味なオトが似合っていると思う。
Date: 2005/04/29


eels ― blinking lights and other revelations
イールズはヴァージニア出身のオリヴァー・エベレットがLAに移って結成したバンド。このアルバムは彼らの6作目にあたり、03年の『シューテナニー!』以来のアルバムだが、曲の多くは97年前後に録音されていたものらしい。ダブルアルバム33曲は聴き応え十分。渋いヴォーカルに多彩な楽曲。ヒットチューンとは程遠い世界にある誠実な音がじわじわと迫ってくる。ゲストに、トム・ウェイツ、ピーター・バック、ジョン・セバスチャンらも参加。
Date: 2005/04/29


mice parade ― Bem-vinda Vontade
mice paradeにとっては5作目。3年に発売された前作の延長線上ににあるアルバムだが、相変わらずその水準は高い。フラメンコギターが聴けるのも楽しい。心に安らぎを与えるほんわかとしたミュージック!
Date: 2005/04/05


Fania ― naturel
試聴盤になっていたので、何も知識がなく聴いてみたらこれが物凄くいい!セネガル生まれフランス育ちのファニアは、スーパーモデルでゴルチエの元イメージ・キャラクターだったそうだが、今はシンガーソングライターでもある。セネガル言語のウォロフ語で唄うその歌声は対訳もないので全く意味不明だが(こういうのを輸入盤で買っちゃいけないということなのかも知れないが意味が分からない方がいい場合もあるのだ)心地良く響いてくる。バックの演奏も、アコーステックで神秘的。当分の間はこれにはまりそうだ。
Date: 2005/03/27


OWEN ― I do perceive
Joan of Arcのドラマー、マイク・キンセラのソロプロジェクト。

自身3枚目のこのアルバムは、意外なほどの素晴らしい作品に仕上がっている。USインディーにはこうした才能を持ったSSWは多いが、この人は運良く美声の持ち主でもあったのだ!この人のヴォーカルがこんな凄かったなんて、同じドラマー出身のフィル・コリンズ同様の奇跡が再び起こってしまったと言ってもいいだろう。

充実した内容に加えてセンスも一流とあれば、今年のベストアルバムに選ばれても不思議はない。
Date: 2005/02/24


from quagmire ― habitats in the wound
時々、前衛的なアルバムが聴きたくなる。

このバンドは、USアングロフォークの影響を受けているようだが、内省的で思索的な訥々としたオト。これで3枚目の作品だそうだが、ヒットには全く無縁のこうしたバンドに出会うチャンスはほとんどない。運良く試聴機に乗っていたので知ることが出来た。

ドロシー・ゲラーの囁くようなヴォーカルにアコースティックな楽器が絡まって、時間は静かに過ぎてゆく。1人で深夜に聴きたいオトだ。
Date: 2005/02/24


UNDER BYEN ― IT'S ME KEEPING TREES TOGETHER
北欧というと、スウェーデンのロックがいち早く脚光を浴びてきたが、ついにデンマークのミュージックシーンも日本でも紹介され始めた。このUNDER BYEN(オナ・ビューエン)もレベルは高い。

このバンドは8人組の大所帯ながら、注目はヴォーカルのヘンリエッタ!ビョークにそっくりな印象だが、アルバムの後半に来るとベス・ギボンズ(ポーティスヘッド)のニューアルバムを聴いているような錯覚にとらわれる。浮遊感のあるサウンドは、都会的であり、洗練された北欧のインテリアにマッチしそうだ。
Date: 2005/02/22


Mice Parade ― Obrigado Saudade
ディラン・グループや、スワーリーズやHIMといったグループでの活躍も目立つアダム・ピアース。
マイス・パレードも彼のまた1つのユニットなのかも知れない。

この作品は、ピアースの感性が縦横無尽に展開したような素晴らしい仕上がり。

アコースティック・ギターの印象的な爪弾きからはじまって、エレクトロニクスとパーカションの静かな交歓が優美な曲線を描きながら広がっていく。
まるで万華鏡のような美しさを堪能できる稀有なアルバムだ。
Date: 2005/02/19


MY JAZZY CHILD ― I INSIST
昨年出たSADA SOULが溜息が出るほど素晴らしかったMY JAZZY CHILDのニューアルバム。

this heatの後継者と言っては大げさだが、大きな影響を受けていることは明らかで、それ風の音も随所で登場する。この手の音は最近フォーク・エレクトリカと呼ばれ注目されている模様。

フランス人である禿げおやぢDamien Mingusのソロ・プロジェクトだと思うが、女性ヴォーカルなども効果的に使われており、透明で思索的な音に仕上がっている。
Date: 2005/02/18


THE MARS VOLTA ― FRANCES THE MUTE
1作のみの大傑作を残したAT THE DRIVEINから分裂し、一昨年THE MARS VOLTAとしてデビューしたバンドの2作目。国内盤の限定盤にはライヴ3曲入りのDVDが付いており、これがお買い得!
ちょうどこのアルバムの発売直後にはソニックマニアで来日、1日だけの単独コンサートも観る事が出来た。
このTHE MARS VOLTAは、この1年ちょっとの活動で、すでにレッド・ツェッペリンを凌ぐハードで過激なライヴ・パフォーマンスで有名になってしまっているのだが、新作では、5曲、77分と、組曲も含んでよりプログレッシヴな味わいも増し、聴き応えも十分なヴォリュームに仕上がっている。
コンサートでは、ロバート・プラントにイメージがダブるセドリックの高音の伸びが印象的なヴォーカルと、オマー・ロドリゲスの早弾きギター、ジョン・セオドアの叩きつけるようなドラムスが炸裂!そのアンダーグラウンドな味わいは、30年も前のフランク・ザッパ日本公演を思い出させるほどだった。
Date: 2005/02/17


Capitol K ― Island Row
ステレオ・ラブやドイツのデア・プラン、ホルガー・シューカイにも通ずるポップでテクノなノイズも有する音。この手の音をBGMに仕事をするのが僕は好き。軽めだけれど、ダサくはなく、センスがいい。ヘビーじゃないので胃にももたれない。今の建築のようでもある。

このキャピトル・Kなる人物、本名はクリスチャン・クレイグ・ロビンソンといい、20代らしい。ロンドン在住の英国人で父親は建築家だそうだ。ともかく、これだけ雑食してくれたら、今後が楽しみだ。勿論、ジャケット写真のセンス、色の発色とも秀逸。
Date: 2002/10/04


PRIMAL SCREAM ― EVIL HEAT
1985年にデビューシングルを出して以来、その活動は17年に及ぶが、いつまでたっても腑抜けにはならず、ますます過激にそのパワフルさは増して行く。
あの傑作・EXTERMINATERから2年、前作のテクノビートによる絨毯爆撃のスピード感は和らいだが、その分、鋭利なナイフのエッジのような部分がより鮮明になった。ジャケットもエイドリアン・シャーウッドのマフィアを彷彿とさせる尖がり方だ。
これは真夏に最もふさわしいホットな音楽だ。
セックス・ピストルズ+ノイ+ジョイ・ディビジョン!!
ゲストに元・マイ・ブラッディー・バレンタインのケヴィン・シールズ、モデルのケイト・モス、ロバートプラントらも参加している。
パンク・ロッカー歴25年を自称する彼ら。いつまでも、その心意気を忘れずにいて欲しい。
Date: 2002/08/01


AEREOGRAMME ― A STORY IN WHITE
モグワイやアラブ・ストラップを輩出しているグラスゴーのケミカル・アンダーグラウンド・レーベルから、衝撃の新人が登場!
シングルは何枚かリリースしていたらしいが、初のフルアルバムが完成。
このバンドは、レイディオ・ヘッドの傍流であると位置づけられるだろうが、より過激にギターが爆裂している曲が素晴らしく狂気のアット・ザ・ドライブイン・ミーツ・レイディオ・ヘッドと言ったら分かり易いかも。しかし、音は変化に富んでおり、ストリングスを使ったスロー・バラードまであり、このあたりの音が好きな人には堪らない1枚となった。
レイディオ・ヘッドにも負けないスケールの大きなバンドゆえ、今後の展開が楽しみだ。
Date: 2001/10/12


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