ロック界の化石




her space holiday ― let's get quiet vol.1  2005/07/06
PAJO ― PAJO  2005/07/06
Portishead ― roseland new york  2005/07/01
tunng ― mother's daughter other songs  2005/06/22
JETHRO TULL ― LIVING WITH THE PAST  2005/05/12
Beck ― Guero  2005/04/29
eels ― blinking lights and other revelations  2005/04/29
mice parade ― Bem-vinda Vontade  2005/04/05
Fania ― naturel  2005/03/27
OWEN ― I do perceive  2005/02/24
from quagmire ― habitats in the wound  2005/02/24
UNDER BYEN ― IT'S ME KEEPING TREES TOGETHER  2005/02/22
Mice Parade ― Obrigado Saudade  2005/02/19
MY JAZZY CHILD ― I INSIST  2005/02/18
THE MARS VOLTA ― FRANCES THE MUTE  2005/02/17
Capitol K ― Island Row  2002/10/04
PRIMAL SCREAM ― EVIL HEAT  2002/08/01
AEREOGRAMME ― A STORY IN WHITE  2001/10/12
SPARKLEHORSE ― IT'S A WONDERFUL LIFE  2001/07/28
TRICKY ― BLOWBACK  2001/07/04
Swan Dive ― June  2001/06/26
GORODISCH ― THURN & TAXIS  2001/06/26
MOGWAI ― ROCK ACTION  2001/04/06
Tom McRae ― 1st  2001/02/16
BEN’S SYMPHONIC ORCHESTRA ― JUNK SHOP  2001/02/16


her space holiday ― let's get quiet vol.1
サンフランシスコをベースに、Indian Summer、Calm、Mohinderなどのハードコア・バンドで活動していたMarc Bianchiが、1996年からスタートさせたソロ・ユニット。

この数年の充実ぶりは、radioheadやBjorkにも比べられるほどまで成長。

←このシングルは4曲入りの小品だが、相変わらず素晴らしい。
Date: 2005/07/06


PAJO ― PAJO
先日買ったtunngに続いての大当たり!!
これほどいいアルバムに連続で巡り合うのは奇跡的。
共に、今年のベスト1を争うほどの出来だ。
分類ではアシッド・フォークなどと言われているが、現代感覚溢れる極上のフォークソング集だ。

このアルバムはDAVID CHRISTIAN PAJOのソロプロジェクト。
パホはスリントの創設メンバーだったが、その後トータスやズワンに参加。

ソロ制作のシングルをここ数年たて続けに発表していたが、ここに見事アルバムとして結実した。

アコースティック・ギターの巧みさに加え、心温まるヴォーカルも素晴らしい!!大傑作だ。
Date: 2005/07/06


Portishead ― roseland new york
国内盤で廉価版DVDが出たので記念に書き込み。

これは、ポーティスヘッドがニューヨークでオーケストラと共演した時録画された記念碑的名作で、オリジナルは限定版ビデオと音楽CDで1998年にリリースされた。

それ以後、彼らは沈黙を守り、ベス・ギボンズが2002年にソロアルバムを出しただけだったが、新作の録音もようやく終了し、年内にはリリース予定。どんなものになるのか非常に楽しみである。
Date: 2005/07/01


tunng ― mother's daughter other songs
UKの男性2人組デビューアルバム。アコースティックな音にエレクトリカが少しだけ絡むネオフォークミュージック。内省的で静かな音だがセンスは抜群だ。これまでテレビドラマのBGMなどを作っていたらしい。ヴォーカルのハーモニーも美しく、掘り出し物の1枚。こういうのにたまに出会えるからCD屋巡りはやめられない。
Date: 2005/06/22


JETHRO TULL ― LIVING WITH THE PAST
ジェスロ・タルを振り返るには絶好の好盤。

このアルバムは、2001年のロンドンのコンサートを中心に録音されたものだが、名曲もほぼ網羅されていて入門編にもベストな1枚。
こうして74分を越える様々な楽曲を通して聴いてみると、スコッティシュ・フォーク風の曲もあり、またブリティッシュ・ロックの王道を行くハードな曲もあり、クラシックからの影響の大きい曲もある。そのバラエティーに富んだ曲作りも、このバンドの大きな魅力となっている。

12年ぶりの来日公演でも健在ぶりをアピール、まだまだ死ぬにはちょいと若すぎるバンドだ。あと5年はやれるかな?そのうち出るであろう新作にも期待しよう。
Date: 2005/05/12


Beck ― Guero
フォーク/カントリーといったアメリカン・ルーツ・ミュージックを現代風のアレンジで聴かせてくれた傑作『Sea Change』以来約2年ぶりとなる新作『Guero』。
『O De Ley』を担当したダスト・ブラザーズがプロデュースしたとあって、雰囲気は『O De Ley』そのまんま。
このあたりのオトが好きだった僕には嬉しい限りだ。女性ファンが多くいる美形だが、見かけによらずBECKには地味なオトが似合っていると思う。
Date: 2005/04/29


eels ― blinking lights and other revelations
イールズはヴァージニア出身のオリヴァー・エベレットがLAに移って結成したバンド。このアルバムは彼らの6作目にあたり、03年の『シューテナニー!』以来のアルバムだが、曲の多くは97年前後に録音されていたものらしい。ダブルアルバム33曲は聴き応え十分。渋いヴォーカルに多彩な楽曲。ヒットチューンとは程遠い世界にある誠実な音がじわじわと迫ってくる。ゲストに、トム・ウェイツ、ピーター・バック、ジョン・セバスチャンらも参加。
Date: 2005/04/29


mice parade ― Bem-vinda Vontade
mice paradeにとっては5作目。3年に発売された前作の延長線上ににあるアルバムだが、相変わらずその水準は高い。フラメンコギターが聴けるのも楽しい。心に安らぎを与えるほんわかとしたミュージック!
Date: 2005/04/05


Fania ― naturel
試聴盤になっていたので、何も知識がなく聴いてみたらこれが物凄くいい!セネガル生まれフランス育ちのファニアは、スーパーモデルでゴルチエの元イメージ・キャラクターだったそうだが、今はシンガーソングライターでもある。セネガル言語のウォロフ語で唄うその歌声は対訳もないので全く意味不明だが(こういうのを輸入盤で買っちゃいけないということなのかも知れないが意味が分からない方がいい場合もあるのだ)心地良く響いてくる。バックの演奏も、アコーステックで神秘的。当分の間はこれにはまりそうだ。
Date: 2005/03/27


OWEN ― I do perceive
Joan of Arcのドラマー、マイク・キンセラのソロプロジェクト。

自身3枚目のこのアルバムは、意外なほどの素晴らしい作品に仕上がっている。USインディーにはこうした才能を持ったSSWは多いが、この人は運良く美声の持ち主でもあったのだ!この人のヴォーカルがこんな凄かったなんて、同じドラマー出身のフィル・コリンズ同様の奇跡が再び起こってしまったと言ってもいいだろう。

充実した内容に加えてセンスも一流とあれば、今年のベストアルバムに選ばれても不思議はない。
Date: 2005/02/24


from quagmire ― habitats in the wound
時々、前衛的なアルバムが聴きたくなる。

このバンドは、USアングロフォークの影響を受けているようだが、内省的で思索的な訥々としたオト。これで3枚目の作品だそうだが、ヒットには全く無縁のこうしたバンドに出会うチャンスはほとんどない。運良く試聴機に乗っていたので知ることが出来た。

ドロシー・ゲラーの囁くようなヴォーカルにアコースティックな楽器が絡まって、時間は静かに過ぎてゆく。1人で深夜に聴きたいオトだ。
Date: 2005/02/24


UNDER BYEN ― IT'S ME KEEPING TREES TOGETHER
北欧というと、スウェーデンのロックがいち早く脚光を浴びてきたが、ついにデンマークのミュージックシーンも日本でも紹介され始めた。このUNDER BYEN(オナ・ビューエン)もレベルは高い。

このバンドは8人組の大所帯ながら、注目はヴォーカルのヘンリエッタ!ビョークにそっくりな印象だが、アルバムの後半に来るとベス・ギボンズ(ポーティスヘッド)のニューアルバムを聴いているような錯覚にとらわれる。浮遊感のあるサウンドは、都会的であり、洗練された北欧のインテリアにマッチしそうだ。
Date: 2005/02/22


Mice Parade ― Obrigado Saudade
ディラン・グループや、スワーリーズやHIMといったグループでの活躍も目立つアダム・ピアース。
マイス・パレードも彼のまた1つのユニットなのかも知れない。

この作品は、ピアースの感性が縦横無尽に展開したような素晴らしい仕上がり。

アコースティック・ギターの印象的な爪弾きからはじまって、エレクトロニクスとパーカションの静かな交歓が優美な曲線を描きながら広がっていく。
まるで万華鏡のような美しさを堪能できる稀有なアルバムだ。
Date: 2005/02/19


MY JAZZY CHILD ― I INSIST
昨年出たSADA SOULが溜息が出るほど素晴らしかったMY JAZZY CHILDのニューアルバム。

this heatの後継者と言っては大げさだが、大きな影響を受けていることは明らかで、それ風の音も随所で登場する。この手の音は最近フォーク・エレクトリカと呼ばれ注目されている模様。

フランス人である禿げおやぢDamien Mingusのソロ・プロジェクトだと思うが、女性ヴォーカルなども効果的に使われており、透明で思索的な音に仕上がっている。
Date: 2005/02/18


THE MARS VOLTA ― FRANCES THE MUTE
1作のみの大傑作を残したAT THE DRIVEINから分裂し、一昨年THE MARS VOLTAとしてデビューしたバンドの2作目。国内盤の限定盤にはライヴ3曲入りのDVDが付いており、これがお買い得!
ちょうどこのアルバムの発売直後にはソニックマニアで来日、1日だけの単独コンサートも観る事が出来た。
このTHE MARS VOLTAは、この1年ちょっとの活動で、すでにレッド・ツェッペリンを凌ぐハードで過激なライヴ・パフォーマンスで有名になってしまっているのだが、新作では、5曲、77分と、組曲も含んでよりプログレッシヴな味わいも増し、聴き応えも十分なヴォリュームに仕上がっている。
コンサートでは、ロバート・プラントにイメージがダブるセドリックの高音の伸びが印象的なヴォーカルと、オマー・ロドリゲスの早弾きギター、ジョン・セオドアの叩きつけるようなドラムスが炸裂!そのアンダーグラウンドな味わいは、30年も前のフランク・ザッパ日本公演を思い出させるほどだった。
Date: 2005/02/17


Capitol K ― Island Row
ステレオ・ラブやドイツのデア・プラン、ホルガー・シューカイにも通ずるポップでテクノなノイズも有する音。この手の音をBGMに仕事をするのが僕は好き。軽めだけれど、ダサくはなく、センスがいい。ヘビーじゃないので胃にももたれない。今の建築のようでもある。

このキャピトル・Kなる人物、本名はクリスチャン・クレイグ・ロビンソンといい、20代らしい。ロンドン在住の英国人で父親は建築家だそうだ。ともかく、これだけ雑食してくれたら、今後が楽しみだ。勿論、ジャケット写真のセンス、色の発色とも秀逸。
Date: 2002/10/04


PRIMAL SCREAM ― EVIL HEAT
1985年にデビューシングルを出して以来、その活動は17年に及ぶが、いつまでたっても腑抜けにはならず、ますます過激にそのパワフルさは増して行く。
あの傑作・EXTERMINATERから2年、前作のテクノビートによる絨毯爆撃のスピード感は和らいだが、その分、鋭利なナイフのエッジのような部分がより鮮明になった。ジャケットもエイドリアン・シャーウッドのマフィアを彷彿とさせる尖がり方だ。
これは真夏に最もふさわしいホットな音楽だ。
セックス・ピストルズ+ノイ+ジョイ・ディビジョン!!
ゲストに元・マイ・ブラッディー・バレンタインのケヴィン・シールズ、モデルのケイト・モス、ロバートプラントらも参加している。
パンク・ロッカー歴25年を自称する彼ら。いつまでも、その心意気を忘れずにいて欲しい。
Date: 2002/08/01


AEREOGRAMME ― A STORY IN WHITE
モグワイやアラブ・ストラップを輩出しているグラスゴーのケミカル・アンダーグラウンド・レーベルから、衝撃の新人が登場!
シングルは何枚かリリースしていたらしいが、初のフルアルバムが完成。
このバンドは、レイディオ・ヘッドの傍流であると位置づけられるだろうが、より過激にギターが爆裂している曲が素晴らしく狂気のアット・ザ・ドライブイン・ミーツ・レイディオ・ヘッドと言ったら分かり易いかも。しかし、音は変化に富んでおり、ストリングスを使ったスロー・バラードまであり、このあたりの音が好きな人には堪らない1枚となった。
レイディオ・ヘッドにも負けないスケールの大きなバンドゆえ、今後の展開が楽しみだ。
Date: 2001/10/12


SPARKLEHORSE ― IT'S A WONDERFUL LIFE
ドラッグで幾度も死線をさまよい、最近もオーヴァードーズ時の事故で負傷して車椅子でツアーをしているというぶっ壊れた男・ヴァージニア州在住の才人、マーク・リンコスによるソロ・プロジェクト“スパークルホース”。

95年に『Vivadixiesubmarinetransmissionplot』でデビューし、98年には2nd『グッド・モーニング・スパイダー』を発表、3年ぶりにこの『イッツ・ア・ワンダフルライフ』が登場。
本作ではマーキュリー・レヴを手掛けて高い評価を得ているデヴィッド・フリッドマンをプロデュースに起用。また PJ ハーヴェイ、カーディガンズのニーナ・パーソンに加え、マークが最も尊敬するトム・ウェイツといったアーティスト達が参加しているのも興味深い。

前作までは、パンク上がりのフリーキーなギター・サウンドとを聞かせていたが、今作では、その部分は陰を潜め、よりニール・ヤングやルー・リードを思わせる静謐な歌、そしてパラノイアっぽい緻密 なサウンド・スケープが際立っている。
アメリカン・ゴシック(アメリカの土着的風土の中で歌い継がれてきた伝承歌の中のダーク・サイド面)をテーマに、呟き、囁くように歌い上げるマークのヴォーカルはアンビエント的な雰囲気も併せ持つ。
ドラム・マシーン、ノイズ、ムーグやメロトロン、スティール・ギター、チェロ、ヴァイオリンなどが織り出す緻密かつ繊細なサウンド・コラージュとシンプルなアコースティック演奏との見事なまでの融合、マーク・リンカスは本当に素晴らしいミュージシャンだ。
Date: 2001/07/28


TRICKY ― BLOWBACK
かつては、ポーティスヘッドやマッシヴ・アタックらと共に先鋭的なトリップホップの旗手として評価されてきたトリッキーだが、どんどんダークサイドへ深化。
自分でも脱け出し難い迷宮の中でここ2年ほどは悩んでいたようだ。しかし、今作品では、殻を突き抜けた明るさも随所に見られ、多彩なゲストと共に、パワフルで魅力的な曲を多く創り出す事に成功している。
フリー、ジョン・フルシアンテ、アンソニー・キーディスらのレッド・ホット・チリペッパーズ勢を初めとして、ホークマン、シンディー・ローパー、アラニス・モリセット、エド・コワルツィックらの参加により、音楽的にも多彩で、まさに『今』を感じさせる音に仕上がっている。幾分ポップさが加わったとは言え、ロックアルバムとしても十分な聞き応えもあり、この灼熱の真夏にふさわしいウェットさも持ち合わせている。
最後には、日本人メンバーの加わった日本語の歌詞による曲も1曲だけ収録されているが、かつてのON−Uサウンドを思わせるダブでこの傑作を締めくくっている。
Date: 2001/07/04


Swan Dive ― June
仕事のBGM用に買ってきた軽快で明るいポップミュージック!
閉塞感や仕事の疲れも吹き飛ばしてくれる乾いた女性ヴォーカルの爽快感が堪らない。
エブリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワットとトレーシー・ソーンのコンビと比較される事も多いが、ビル・ディメインとモリー・フェルダーの名コンビも3時のおやつには、ぴったり。
10年後に聴いてもきっと色褪せぬ名曲がずらりと並んでいる上、知らず知らずポジティヴな気持ちにさせてくれるのも嬉しい。
これからの暑いシーズンにはうってつけの清涼感のある音楽である。冷房が効いた部屋で、のんびり昼寝する時にも役立つだろう。
Date: 2001/06/26


GORODISCH ― THURN & TAXIS
ゴロディッシュ=ステファン・クラッネルのデビュー・ミニアルバム。トータルで20分にも満たないが、素晴らしい作品なので、御紹介したい。
彼は、昨年のバッドリー・ドローン・ボーイのワールドツアーにもベーシストとして参加。
トーマス・ピンチョンの小説『ロット49の叫び』(こちらでは、寺山修司訳で出ている)を題材に作曲された繊細で研ぎ澄まされた音響処理が光る逸品である。
インストアルバムであるが、生のギター、チェロ、ピアノなどが中心となった奥深く、かつ暖かみも感じられる独創的なアルバムに仕上がっている。それぞれの楽器の際立った音の美しさを愉しんで欲しい。
人間関係に疲れた時、仕事に行き詰まった時など、たまにはこんな独創的な世界に心を遊ばせても損はないだろう。
Date: 2001/06/26


MOGWAI ― ROCK ACTION
これは素晴らしい。大傑作の登場である。
今作では狂暴な轟音ギターやフィードバックノイズを一切排し、音は極めて静謐でメランコリーに変化した。さすがにポスト・ロックの寵児ともてはやされるだけの事はある。
ベルセバやデルガドスを生んだグラスゴーから発信される最先端の音楽!シカゴ音響派に影響を受けながら、それは英国の事、独自に進化を遂げている。

どこかで聴いた事があるような曲ばかりだが、それでいて思い出せないような不思議な雰囲気に全体が包まれている。
レッド・ツェッペリンの『聖なる館』を聴きながらレコーディングをしていたというが、それらしく、ジョン・ボーナム風のドラムスが聞こえて来たりする曲もあるし、キング・クリムゾンやピンク・フロイド風の曲もある。

以前のアルバムに比べ、カラフルでメローな美しい曲ばかりを選んでいる上、ヴォーカルを大きく取り込んで変身しているが、この試みも成功している。
英国のロックシーンは停滞気味と言われて久しいが、新しい芽はあちらこちらで芽吹いて来ているのである。

国内盤は2曲のおまけが付いているが、それを除くと30分ぐらいしかないミニ・アルバムといってもいい短さだが、内容は十分に濃いし、まとまりもあるので、損をした気にはならないだろう。

ライヴバンドとしての評価も非常に高いので、コンサートを御覧になると彼らの真価がより分かるはずだ。
Date: 2001/04/06


Tom McRae ― 1st
エリオット・スミス、ポール・ウェラーらとツアーを組み、ついにデビューした26歳のシンガー・ソングライターの初アルバム。
SUFFORK地方の小さな村から、デモテープを持ってロンドンに出てきた繊細なアーティストは、今大きく羽ばたこうとしている。

1度聴いたら忘れられない歌声、哀切で胸を締め付けるサウンド。
SSWの世界では十年に一人の逸材と言っても過言ではないだろう。きっと、ポール・サイモンやニック・ドレイク、ティム・バックリーらの後継者となって行くはず。

耳を澄ませて、彼の呟きを聴こう。
「俺の音楽は運命を裏切る方向へ向かっている。世の中の90%の人々は築き上げてきた人生のレールを
ただ進んで行くだけだろうが、それこそ俺が絶対に避けようと思っていたことなんだ」
このアルバムの成功で、彼の人生は大きく変わって行くだろう。
好むと好まざるとに拘わらず…。
Date: 2001/02/16


BEN’S SYMPHONIC ORCHESTRA ― JUNK SHOP
またまた宅録の新星が登場。
ベック以来、様々な個性を持った新人が日の目を浴びるようになったのは嬉しい限りだ。

オーケストラと名乗ってはいるが、殆どの楽器がベノワ・ロウなるフランス人により演奏されている。
プロデュースは、ベノワ本人と、今を時めく、バッドリー・ドローン・ボーイの曲を担当したイアンとアンディが担当。

ベノワの脱力ヴォーカルを中心とし、ポップセンス溢れる幅広い音楽性に富んだ楽曲は飽きさせない魅力を持っている。
ベック風なものや、ディヴァイン・コメディを連想させる曲、ヒップホップのテイストを感じさせるような曲までが一枚のアルバムに凝縮され、まさにジャンクショップに紛れ込んだかのような楽しさである。
Date: 2001/02/16


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