L'ange Sauvage

僕は野生の天使、熱いガゼルの体を抱きしめる / 僕は待つ 神々の怒りを、あるいは悪魔の美しさを
僕の死にかけた世界を覆いつくしてほしいから  ――――― CYRIL COLLARD





I Want You  2013/10/27(日)
まなざしの長さをはかって  2013/10/27(日)
メランコリア  2013/10/07(月)
私が、生きる肌  2013/01/09(水)
ミッドナイトインパリ  2013/01/09(水)
少年は残酷な弓を射る  2013/01/09(水)
別離  2013/01/09(水)
BIUTIFUL  2012/07/15(日)
ココシリ:マウンテン・パトロール  2012/03/30(金)
ニーチェの馬  2012/02/13(月)
ペルシャ猫を誰も知らない  2012/01/27(金)
ブロークンイングリッシュ  2012/01/17(火)
アンチクライスト  2011/10/09(日)
ブンミおじさんの森  2011/09/24(土)
闇の列車、光の旅  2011/09/16(金)
ツリー・オブ・ライフ  2011/09/04(日)
シチリア!シチリア!  2011/09/04(日)
ミリキタニの猫  2011/09/04(日)
シルヴィアのいる街で  2011/08/20(土)
ブラック・スワン  2011/06/10(金)
パリ20区、僕たちのクラス  2011/04/06(水)
ウイスキー  2011/02/25(金)
パリ、恋人たちの2日間  2011/01/12(水)
ソーシャル・ネットワーク  2011/01/06(木)
バベル  2011/01/06(木)


I Want You
1998年、マイケル・ウインターボトム監督作品。

ロックっぽい内容でぼくの大好きな作品だ。何度観てもいい!

情念が迸るセックスシーンは心に突き刺さる。

撮影は、クシシュトフ・キェシロフスキの作品を撮ったスワヴォミール・イジャック。
Date: 2013/10/27(日)


まなざしの長さをはかって
2008年にイタリア映画祭で紹介された佳作。カルロ・マッツァクラティ監督作品。

小学校の代理教師として田舎の街に赴任してきた美人教師。

何かが起こらないはずはない。

ヴァレンティーナ・ロドヴィーニの清楚な美しさがいい。
Date: 2013/10/27(日)


メランコリア
惑星衝突の恐怖映画。

ありふれたハリウッドのパニック映画とは違い、さすがラース・フォン・トリアー監督は、濃密な人物描写でその瞬間までを克明に描く。

主演のキルスティン・ダンストの美しさ、シャルロット・ゲンズブールやキーファー・サザーランドらの演技も素晴らしい。

過去でも未来でもない時代設定ながら、PCはほんの少しだけ出てくるものの、テレビが1台も出てこないのも面白い。実際にこんな場面に遭遇することになろうものなら、テレビのニュース画面に人々は釘付けになるだろうから。
Date: 2013/10/07(月)


私が、生きる肌
ペドロ・アルモドヴァルお得意のクライムサスペンス。

『オール・アバウト・マイ・マザー』あたりでは妙に一般受けを狙った?作風だったが、今作は原点に戻っており初期の頃からのファンだったぼくには一安心。


Date: 2013/01/09(水)


ミッドナイトインパリ
ウディ・アレンもニューヨークを離れて欧州で撮影するようになってから、呪縛を解き放たれたように快作を連発!

スペインで撮影された『それでも恋するバルセロナ』も秀逸だったが、パリを舞台に描かれる今作も抜群のキレ!

おまけにアメリカ人から見たパリと、過去の時代のパリを同時に登場させ、仕掛けもいっぱい。

過去の作家や映画監督、芸術家も登場させて、その手の話題に詳しいウディ・アレンのファンは大いに楽しめること請け合いだ。
Date: 2013/01/09(水)


少年は残酷な弓を射る
さすがにこの映画タイトルはないだろう。原作名は、We Need to Talk About Kevin(ケビンについて話したいこと)である。

最初から結末を予想させるタイトルを付ける日本側映画配給社のセンスの悪さには呆れる。

この手の事件は国内外で頻発。親はまさかそんなことになると思って育てているわけではないのだろうが、恐ろしい結末だ。
Date: 2013/01/09(水)


別離
第61回ベルリン映画祭金熊賞、銀熊賞独占の秀作。

イランのアスガー・ファルハディ監督は、離婚話を進める普通の人々とその家族に起こった事件を丁寧に描いている。

監督は「彼女が消えた浜辺」(09)でもベルリン国際映画祭の銀熊賞を獲得しているが、共にレンタルで観られるのでこちらもお勧め。

Date: 2013/01/09(水)


BIUTIFUL
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、渾身の一撃!

ハビエル・バルデムを主演に、バルセロナの陰の世界を描く。

ぼくはこれほどの映像詩をかつて観たことはない。この映画に出会う為にぼくは生きてきたのだと確信したほどの大傑作だ。

どれほどの賛辞の言葉もこの映画の前には沈黙するだろう。
Date: 2012/07/15(日)


ココシリ:マウンテン・パトロール
どうしてもここに記しておきたい映画。

ルー・チューアン監督による2004年の中国映画。カモシカの密漁を取り締まる民間山岳警備隊の活動を描いている。東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

まさに命を懸けたボランティア。山岳部奥地に入ってからのガソリン切れは生死にかかわる。人が全く住んでいない地域、いるのは密漁者と追跡者のみ。この緊迫感は凡百の映画にはないスリリングなものだ。
Date: 2012/03/30(金)


ニーチェの馬
タル・ベーラ監督、最終作品の黙示録『ニーチェの馬』。

ストーリー排除、セリフも最小限に削られた光と影のモノクロ映像は圧倒的。

ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた話題作です。天地創造の7日間がここでは逆転して描かれています。
Date: 2012/02/13(月)


ペルシャ猫を誰も知らない
パワフルなイラン映画。インディーロックでの成功を目指す男女が、英国渡米を夢見て、パスポートとビザの偽造を密売人に頼む。

次々に多様なイランの音楽事情が紹介されるが、当局はロックやディスコミュージックの摘発に余念がない。

次々に紹介されるロックミューシャンの明るさが救いだ。逮捕を恐れずにアンダーグラウンドに練習を重ね、こっそりコンサートを開く。その結末は・・・。

久しぶりに出会えた希有な魂が込められた傑作だ。バフマン・ゴバディ監督の才能には今後も注目!!
Date: 2012/01/27(金)


ブロークンイングリッシュ
監督は、ジョン・カサヴェテスの娘であるゾエ・カサヴェテス。

雰囲気も抜群の恋愛物だ。

親の七光りどころか、才能あるね。

センスと品があってとっても素敵に仕上がっている。
Date: 2012/01/17(火)


アンチクライスト
ラース・フォン・トリアー監督が重度の鬱病に苦しみながら撮った作品。

ウイレム・デフォーとシャルロット・ゲンズブールの剥き出しの演技が強烈な印象を残す。

悪夢の連続。ぼかしが入って良く見られないシーンがあるのだが、全部見たかった。

Date: 2011/10/09(日)


ブンミおじさんの森
2010年カンヌ映画祭パルムドール受賞作品。

これまで一度も観たことがない全く独創的な映画。

審査委員長のティム・バートンの言葉:

世界はより小さく、より西洋的に、ハリウッド的になっている。でもこの映画には、私が見たこともないファンタジーがあった。それは美しく、まるで不思議な夢を見ているようだった。僕たちはいつも映画にサプライズを求めている。この映画は、まさにそのサプライズをもたらした。
Date: 2011/09/24(土)


闇の列車、光の旅
どうしてもここに記録を残しておきたかった映画だ。

ホンジュラスからアメリカへ陸路で不法移民を企てる家族の物語。それは、南米からアメリカへの麻薬移送ルートと重なる危険な旅だ。地元のギャングが登場、警察の手も及ばない。

日系人のキャリー・ジョージ・フクナガ監督の長編第一作だ。
Date: 2011/09/16(金)


ツリー・オブ・ライフ
カンヌのパルムドール受賞作品。

これは今の『2001年宇宙の旅』。

これまでの作品に見え隠れしていた部分が、大きく拡大。まさかこれほどCGを多用した作品になるとは。

前半は、まさかのナショナル・ジオグラフィックTV、後半は人物描写と撮影が素晴らしかった。
Date: 2011/09/04(日)


シチリア!シチリア!
日本では2010年に公開されたジュゼッペ・トルナトーレ監督の渾身の一撃!

これまで以上にパワフルな映画で、その実力を十分堪能できる作品だ。

喜怒哀楽に満ちた人生を歩んだ男と家族の絆を描いた人生讃歌。波乱万丈、それでも人々は生きてゆく。
Date: 2011/09/04(日)


ミリキタニの猫
ニューヨーク在住のホームレス日本人画家の一生。

リンダ・ハッテンドーフさんがたまたま声を掛けなかったらこの映画はこの世に出なかった。

まさに奇跡の一品。

http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/
Date: 2011/09/04(日)


シルヴィアのいる街で
ようやくレンタル開始になったのでさっそく借りてきた。

http://www.eiganokuni.com/sylvia/index2.html

ビクトル・エリセ監督が後継者に指名したと言われているホセ・ルイス・ゲリン監督の2007年の作品。評判通り、フランスの古都ストラスブールの風景と市井の人々がそのまんま美しく切り取られている。

主演女優のピラール・ロペス・デ・アジャラはスペイン人。撮影時は29歳で頭の良さそうな美人。主演男優のグザヴィエ・ラフィットもイケメン。彼女以外の出演者は、全員フランス人。地元でスカウトしたエキストラもなかなかの美女揃いである。

脚本にもう一捻りがあったらと悔やまれるが、都市の息遣いまで伝わってきて目の保養には持って来いの映画だった。
Date: 2011/08/20(土)


ブラック・スワン
監督のダーレン・アロノフスキーには思い入れが深く、1998年のデビュー作『π』で、瞬時に彼のファンに。数字の魔力に取り憑かれた男を描きサンダンス映画祭では最優秀監督賞などを獲得。

そして、2000年の『レクイエム・フォー・ドリーム』では、白い粉にまみれたおぞましい薬物依存を描き、熱狂的なファンに。

この映画は、2009年に英国のエンパイア誌が発表した「落ち込む映画」ランキングで第1位!!その翌年、英映画誌TOTAL FILMが選んだ「気がめいる陰うつな映画30本」でも第1位に輝き、mixiのコミュでもみんなで祝杯を上げたほど。誰もが認めた変態指数100%です。

その後、2006年のSF映画『ファウンテン 永遠につづく愛』では、見事に失敗。

2008年の『レスラー』では、ミッキー・ロークを栄光を取り戻すべく闘う中年の落ちぶれたプロレスラー役に据え、第65回ヴェネチア映画祭の金獅子賞という栄誉に輝いた。とはいえ、この映画は監督の持つ独特な切れ味に欠け、ぼくの感想はイマイチだった。こんな映画、誰にも撮れるでしょ。

この『ブラック・スワン』はナタリー・ポートマンが演ずるバレエダンサーを主役に据え、映像のシャープさはローファイだった『レスラー』とは対極に。

そして、一気にエンディングまで持っていくドライブ感と緊張感のある映像は凄いの一言。

変態ダーレン・アロノフスキーの手腕は切れ味鋭く、代表作がここに誕生!

Date: 2011/06/10(金)


パリ20区、僕たちのクラス
第61回カンヌ映画祭でパルムドールを獲得した話題作。

移民が多く暮らすパリ20区の中学校。そこでフランス語を教える教師の奮闘が描かれる。素人の学生が生き生きとしており、素晴らしい。しかしこれが中学生とは・・・。皆大人びており日本とは大分違う。
Date: 2011/04/06(水)


ウイスキー
2004年東京国際映画祭東京グランプリ・主演女優賞、2004年カンヌ国際映画祭 オリジナル視点賞・国際批評家連盟賞受賞作品。

滅多に見られないウルグアイ映画。初老の兄弟と使用人の女性が主人公。この地味さがいい。美男美女が1人も出てこない平凡な日常。その中にもいろいろあるのだ。

「ウイスキー」って、写真を撮るときの「はい、チーズ」と同じで、向こうではそう言うのである。

最後に含みを持たせたところもいい。このあとどうなって行くのだろうか?あれこれ考えるのも楽しい。

Date: 2011/02/25(金)


パリ、恋人たちの2日間
アメリカ人の恋人を連れてフランス人女性が里帰り。

フランス語の分からない彼と、故郷でのロマンスが多かった彼女の顛末。次々に出会う昔の彼氏。当惑する彼。

これぞフランス映画、ウィットに富んだ会話が楽しい。

監督、脚本、主演のすべてをジュリー・デルピーが務めている。

Date: 2011/01/12(水)


ソーシャル・ネットワーク
あの“フェイスブック”を始めたマーク・ザッカーバーグの半生を描いた作品。彼は、2010年、米雑誌フォーブスが発表した「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクインし、推定総資産額は約40億ドル。また、2010年のTime誌「Person Of The Year」に選ばれたりした時の人。

しかし映画の方は、とにかく仕立てが地味。

熱い恋があるわけでなし、友人との確執はあるにはあるが、何もかもが中途半端な描き方で感動すら呼び起さない。

「実話なんだからしょうがないでしょ」・・・と言われたらそれまでなんだが、B級映画の小品といった塩梅。

監督は、「エイリアン3」、「セブン」などで有名になったデヴィッド・フィンチャー。
Date: 2011/01/06(木)


バベル
メキシコ人、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の渾身の一撃!2006年、カンヌ映画祭監督賞。

すでに何度も観ているが、テレビでやっていたので再確認。

モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本で起きている事を関連付けて重層的に描いている。

カット割りも見事、ギジェルモ・アリアガの脚本も素晴らしい。

十分な充足感を得られる稀有な一品。

Date: 2011/01/06(木)


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